骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)18

寝ていても、体のむきをかえただけで、ずきりと痛みが走る。そればかりか、ひどい肩凝りもおこった。

なぜにこんな苦行とおもったのだが、
どうやら腹腔鏡手術に使われる、お腹を膨らませて視野を出すための炭酸ガス
これは、すぐに血液に吸収されるので、動いて水飲んで早く放出?してしまえということらしい。

そして、炭酸ガスがたまると肩凝りが現れることも確からしい。
バブのお風呂って!?ってつっこみたい。
確かに肩を回し揉みほぐすと、痛みは和らぐ。てか、吸収されたガス、どこいった?まだまだ下の穴から出るはずの排ガスはわずかだった。

13日の夕方になり、少しずつ、排ガスもスムーズになると、体も少しずつ楽になっていった。

14日は、日に3回まで痛み止をもらい、水飲む、歩く、よく噛んで食べる。ひたすらこれ。

15日の今日になると痛み止は一度もらっただけですんだ。ごはんもほぼ食べられる。
夕方には内診もし、18日の退院も決まった。

骨盤臓器脱の手術、楽ではない。
楽ではないが、信頼できる先生にお任せして、あのイライラから解放されたら、どれだけいいだろう。
今のところ、術後の病院で尿漏れはない。
痛みがとれたら、やっぱり私は正しかった、頑張った、といってあげたい。

このあとは、2ヶ月腹圧禁止の生活を考えていこう。

骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)17

10日 入院
11日 手術
12日 尿カテーテル挿入中、排ガスなし食事なし
13日 尿カテーテル抜く

2日目の朝、…ス…という、分からないくらいのガス?がでた。そうして、カラカラに乾いた体は、朝食のお粥にありつけることができた。

とはいえ、胃は痛い、腹はまだパンパン、半分を噛み締めて精一杯。しかも、お腹がうごきだすと、その蠕動運動にパンパンのお腹が刺激され痛む。
もう、なんの痛みだか分かりゃしない。

しかし、ナース達は、排ガスもすみ、尿カテーテルもとれたならどんどん歩いて、水分は2Lねー。と笑って言う。ドSだ。

痛み止を飲みながら、まず廊下の一往復、そして、久しぶりのお風呂。

午前中はこれが私の限界だった。

  

骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)16

痛みにうなりながら長い夜を終え、9時になると、心電図をはずし、体を拭いてもらう。
横向きたいけど、いうことをきかない。抗生剤の点滴をし、ふらふらしたまま車イスにのせられ、レントゲン。

あとは、ガスが出れば、お昼からごはんがてますよー


って!?
ガスがでない!普段は出したくなくても出るのに?
腹腔鏡は、お腹を空気で膨らますから、お腹がパンパンになる。向きをかえると、空気が移動するのがわかるが、排ガスにはならない。
出てこなきゃ、ごはんたべらないじゃーん。

先生たちのアドバイスのままに、水を飲み、暖かいお茶も飲み、おしっこの管がぶら下げながらふらふらあるき、よがのポーズもやってみる。
だめだー
余計痛い、あちこちに空気が移動するだけやーーー
みぞおち、肋骨、どこまでガスが移動してるんだー?ガス漏れ?って感覚。

昼御飯はもちろんなし、このままでは夕食も無理そうだけど、もうこれ以上はきついわー。
と、夕飯も抗生剤点滴と、お茶飲んでください~ってことでありつけず。
空腹と傷の痛みとガスの移動する痛みに耐えるだけの夜だった。

骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)15

手術着にきがえ、台にのり、酸素マスクをつけ、
今から点滴で麻酔いらてきますねー、1、2、3…

あっという間に意識がなくなり、
気がつくと、名前を呼ばれている。
下腹がいたい、それだけは自覚する。

私の手術はLSCという、腹腔鏡下でメッシュを使ったものだ。とはいえ、子宮も一部とっているので、お臍の穴は大きいらしい。

そして、術後はやはりいたい。座薬をいれてもらったが、全く効かず、肩に筋肉注射をしてもらうと、そのまま、また、眠ってしまった。

目が覚める、何時間たったのか?と思うが、まだ夜中の3時。
とりあえず、我慢できる痛みなので、6時の検温までうつらうつらした。

痛み止の内服をもらうが、寝たままなのでうまく飲めない。吸い飲みを借り、やっとこ飲む。

そして、また起きるうつらうつらの繰り返し

骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)14

前日夕食が最後の晩餐。

21時からは食事禁
経口補水液のみ飲んでいいということになる。
夜は、同室の方が手術直後ということで、血栓防止のエアーポンプの音か、カッタンシュー!と一晩中なっていた。
慣れない布団で、寝れたような寝たような…

朝食もないので、残りの補水液をのみ干し、歯磨きする。
9時半になり、一番恐れていたやつ!
浣腸がきた。
5~10分我慢してからおトイレいってねー

って、すみません、お腹痛いし、5分でおトイレ駆け込みました。

10時半、上は下着も全部脱いで手術着に着替える。
着替えたら、点滴開始。
いよいよ、捕まった感じだけど、あとはもう、言われるままに移動して、されるがままに手術お願いするだけ。

明日になれば、手術後の痛みと、おしっこの管が入って、ガスが出れば、お昼ごはんもでる!
あとすこし

骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)13

早足に書いていきましたが、
待ちに待った、今日、入院しました。

ほんとに、待ち遠しかった。
いつも下腹部がおもだるく、
いぬの散歩、くしゃみしては尿漏れ、
お風呂にはいると、なにかに触れ、押し戻すという毎日。

明日になれば、手術!

胸のCT
残尿測定とエコー

入院の手続きを済ませ、お部屋に案内された。
大部屋だけど、てれびも、割と大容量のチェストもある。
コンセントもすぐ頭の上。
こりゃ快適に過ごせそうだ。

着替えて、術前処置の
ヘソ掃除(オリーブオイルと綿棒でぐるぐるーって)と、剃毛…これは恥ずかしい


あとは、言われることをやるだけだー。

お風呂にはいったら、21時からは禁食

明日に向けてねるだけだー!

骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)12

11月16日
入院説明。

さすがに、ここは旦那も来てもらう。

麻酔科の説明といって、まあ、副作用やら、承諾書やら、サイン。

入院案内で、もちものやら、個室勧められたりことわったり、色々サイン。

S医師の診察というか、説明。

ここでいきなり、先生、きいてないこというんだよねー、ちょっとビックリした。
「僕の手術では、子宮の上部も切除しますが、どうですか?」

え?子宮きるんだ?
先生ちょっとビックリしたよ!
嫌、今年最大にビックリしたよ!

と、心の声。

でもね、前々から、子宮にポリープや筋腫があるいわれてて、数日前もがん検診ひっかかって、実は子宮があることに不安があったんだよね。
このまま手術して、後に癌にでもなって、全摘しなきゃってとき、今回の手術はむだになるの?って。

なので、すぐ口からでたのが
「先生、それって、筋腫が3個くらいあるといわれてるんですけど、その筋腫もとれるってことですか?」

そしたら、「全部とれますね」だって。

こりゃ、もう、良いことしかないよね。
昔は、子宮筋腫の手術って、お腹切って、3週間入院してだったのに。
今は、腹腔鏡の手術でついでにとって、1週間で帰れる。傷も、穴が4つくらい。
即決おねがいします!だよ。

というわけで、入院に向けてあとすこし。
荷物も着々と用意していくだけになった。